2013/09/18

そら 小さな円形脱毛

 1週間の旅が始まったばかりの頃から

「そらに会いたい中毒」症状の私の気持ちを見透かしたように
ゆうべ 帰宅したばかりの私に 娘からのメール

「明日 幼稚園に そらをお迎えに行ってくれない?」

この頃また 赤ちゃん返りで
幼稚園に行きたがらず グズグズする・・と
娘の調子が少し沈んでいる

長い長い夏休みの後だもの
無理もないよね・・・

すぐに了解メールを出して
きょうはいそいそと早めにお迎え

娘が産前産後の頃は
毎日お迎えだったのが すごく久しぶりな感じ🎵

「そらのばあば」と書いた身分証明の紙も 
ちゃんと首からつるしてきたし・・・

待つこと しばし・・・

ようやく いっせいに飛び出してきた子どもたちの中から 
そらをさがす・・・みつからない・・・

すると その中から
いったん階段に並んですわるきまりをやぶって
いきなりこちらにかけてくる子どもがいる!
 
「さみしかったよ~!」
 
と 叫びながら 
そらが両手をひろげて 
しゃがんだ わたしの胸に飛び込んできた!

ばあばもさみしかったよ~
会いたかったよ~

「そらも 会いたかったよ~」

と しばし 遠距離恋愛の恋人 再会の図💗

しっかり 手をつないで
歌いながら ゲラゲラ笑って
家に帰って ごはんも食べて・・・

と・・・

テレビを見ているそらの後ろから
そらの頭の1点を指さして
娘が私を手まねきする

なに?

「これ見て」

指さすそこに
かわいい円形脱毛!

ストレスあるんだね

「そうみたい・・・」

幼稚園?
それともこっち?

「うん こっちだと思うけどね」

と おりこうによく眠っているここちゃんを指さす

3歳で 円形脱毛か~
気をつかってるんだね~ そら

35年も前のこと
娘たちがまだ保育園に通ってる頃
私は近くの診療所で働いていて
皮膚科の外来に 円形脱毛症の女の子が来た

まだ小学校の3~4年生くらいだった

10円玉くらいの円形脱毛が
頭じゅうに無数に連結していて
円形と円形の間のわずかな髪の毛が
白い頭にぴらぴらとぶらさがっているような重症だった

それでもその子は なんでもないように
待合室でも 診療室でも にこにこしていた

薬がないので来週またきてね というと
にっこり「はい」と言って
翌週また ニコニコ顔でやってきた

お父さんは
「この子はいつも明るいんですよ」と言っていた

うれしいはずはないのに
あんなふうに かなしかったり つらかったりするときに
顔はがまんして にこにこできても 
身体は ちゃんと正直に 「たえられないよ」 って
言ってるなぁ って思ってみていた

あれほどになるのに
どれほどのがまんをしたのだろうか・・・

子どもも 円形脱毛する・・・



そのあと 幼稚園のお友達が迎えに来て
娘がそらをつれて 近くの遊び場に 
出かけていった

しゃぼんだまや ボールなど
遊び道具をいっぱいもって

私は こことお留守番

そらは 妹を可愛がるお兄ちゃんだけど
たまには お兄ちゃんじゃなくて
前みたいに あ~たんをひとりじめしたいよね

遊び疲れてそらが帰ってきた時
ちょうど ここちゃんが起きて
そらが走って玄関をあけて飛び込んで来たのに
ばあばは ここちゃんを抱っこしてた

そらは ちょっとさびしそうな顔をしたけれど
ここちゃんのホッペにキスをした

ここちゃんにおっぱいを飲ませて
ゲップさせようと抱っこしていたあーたんに
少しねむくなったそらが
「カエルさんで おはなしして」と 
ぬいぐるみのカエルさんを持ってきて おねだり

小さなカエルさんが そらに会いたくて旅をしているお話しで
ようやく山の上から そらを発見するくだり・・・

「あ!そらくんだ! そらく~ん」

それに応えて そらが カエルさんに 手をふる・・
カエルさんも そらに手をふる・・・

そらが 叫ぶ

「さみしかったよ~」

あれ さっき聞いたセリフ・・・

(わたしも カエルといっしょ?)

まあそれは 考えないことにして
きょうは そらの口から
2回も「さみしかったよ」を聞いたことを考えよう

娘は娘で
私が(脱毛ならぬ)脱帽するくらいに
そらを中心にして生活しているけれど
それでもいかにせん 身一つで 
どちらにも100%の愛を注げないことを気にしていた

はじめて子どもを持った時と
上の子がいて 次にまた子どもを持った時では
親の中身も質も役目もみんな違うから
そのつど違う親として生まれるのではないかと私は思っている 

一番上の子と同い年の自分と
二番目の子と同い年の自分と
三番目の子と同い年の自分は
みんな違う自分だから

いつも 生まれたばかりの親だから
慣れるということなしに 
いつも なにもかもが新しい挑戦

そらに気を使いながら ここと接しているのを知っているから
それでも そらが円形脱毛するのを
むすめは きっとやるせない気持ちで見ているのだろうなぁと思う

娘のお腹に ここちゃんがいる頃も
そらはチック症になって 
しばらく目をしぱしぱしていたよね

そらは やさしくて 気をつかう子なんだね

さみしいよ~って 言いたかったんだね

だから ひともさびしくさせたくないんだね


その分 だれかに会った時 うんとうれしくて

しあわせもいっぱい感じられる子だよ
 

旅先に電話をくれたそらに
ばあばはそらが 大好きよ!と言ったら

何度も 何度も
「そらが好き?大好き?そうなんだ~♪」
と うれしそうに何度も言ってたね



子どもも 気をつかっています
子どもにも 愛されたい欲求と 愛したい欲求があります


守ってくれる安全な親のひざから離れる時

子どもにも
葛藤する人間関係があります


子どもは 円形脱毛もします


2013/08/26

とびひ

 東京にいた私に

娘からメールがきた

そらが とびひになった と

あらまぁ~(・o・)
なつかしいひびき~・・・

とびひって まだあるんだ~
何十年たっても 
子どもも 孫も
おんなじ道を歩くのね~

それがなんだか ホッとするような
ふしぎな気持ち・・・

とびひのワクチンとか 予防注射だとか出来ていなくて
なんだか よかったな~ なんて・・・


わたしの子供時代は
いろんな汚物も流れてくる川で 夏ははだかで泳ぎ
なにしろその川で 指に塩つけて歯も磨いてた

田んぼのあぜや 山の中で
食べられる葉っぱや 花や 茎や 根っこを
そのまんま食べてたし
冬は鼻水たらして はだしで遊んでた

ノミやシラミや 回虫 サナダムシ・・・
わ~ヤダヤダ!だけど
アレルギーの子どもはいなかったように思う

アトピーの子どもも
食べ物アレルギーも
ましてや太陽アレルギーなんて
2000人ものマンモス校にいたけど
聞いたこともなかった

私たちの年代で 回虫駆除のカイニンソウや
予防注射や ワクチンが始まり
回虫 ぎょう虫 サナダムシはいなくなった

娘の代で 予防注射 二代目
そのころから ちらほらアトピーなど聞こえ始め

今 三代目の孫の代では 
給食で命を落とす子どもさえ出てきた

子どもが お日さまの下で遊ぶことや 
走ることや 食べることや 
息をすることまで不安で制限があるなんて・・・

これ 変だよね

なんだか なにかを防ごうとして違うものを身体にいれると
もともとのバランスがくずれるのかな
次の代 その次の代に 拒絶反応のように
だんだん重篤な病気がでてくるような気がするのは
わたしだけかしら?


だから そらが むかしと同じ 
とびひになったと聞いた時
なんだかうれしいみたいな ホッとしたような

とびひよ よく残っていてくれたね!みたいな
へんな気持ちになったのでした

2013/08/23

疲れているおとな

 夜遅く 疲れて帰ってきた父たんに

まだ起きていたそらが怒られた話を聞いて
胸が痛んだ

いつも そらのことが大好きで
よく遊んでくれる父たんなのに
よっぽど疲れていたんだね

かわいそうだったね そら
ばあばもそんなふうに子どもを怒ったこと
いっぱいあるのよ

ごめんね そら

大人に なにをいわれても
そらはまだ言い訳もできないから

あ~たんがよそってくれたご飯を
べそをかきながら がんばって食べたんだね

ばあばも 子どもの時
かなしいご飯を食べたことがいっぱいあるから
気持ち よ~くわかるよ

大人になったら 忙しくなって 疲れちゃって
子どもの時の気持ち 忘れちゃって 

言い分も 理由も きく余裕がなくて
気がつくと ずいぶん理不尽なことをしてきた

どんなに小さくても
ちゃんと理由はあるのにね

ごめんね そら

そらには いつも
あ~たんがいるよ

そらびいきのばあばが つい
「(父たんに)なにか言ってあげなかったの?」 と 聞いたら
あ~たんは こう言ったよ

「言うのは今じゃないな と思って」 って

「相手が怒ってる時に言ってもね」 って笑ったよ


相手と一緒に怒らない・・・

ちょっとばあばは うれしかったよ
さすが!と ほめてしまった

父たんと あ~たんがけんかをしたら
そらがいちばん悲しいもんね
きっと 泣いちゃうよね



きょう 帰りがけ
バイバイのタッチと ぎゅうっとハグもして

障子をしめてから やぶれたところから手を出して
もう一度タッチしたとき

はじめて そらが 
「さようなら」 と言った

心に響いて
ばあばはなんだか・・・ 悲しかった (T_T)

「バイバイ」は いいけど
「さようなら」は 涙がでるのはなぜかなぁ


会うたびに 少しずつ大人になっている そら

そらが 父たんの気持ちがわかる日も
きっと来るよ


みんな そらのために
がんばっているよ

みんな そらが
大好きだよ

2013/08/02

きょうの そら

 届け物があって 夕方 娘のところに行った


家の前の道路で そらが大きなお兄ちゃんと
ボールを蹴って遊んでいるのが 遠くから見えた

車でゆっくりと近づくと
そらが私に気がついて ピョンピョンはねて
かけよってきて叫ぶ

「そら サッカーやってたの!!」

足には 新しくて黄色い カッコイイくつ!

相手をしてくれているのは
きょうロンドンから帰ったばかりの
お向かいのお兄ちゃん
(20歳の なかなかのイケメン!)

見ていると
「うまいぞ!」 とかほめられて
キャアキャアと そらのテンションは最高調!

ところが 私が家の中に入って 用を足して
車に乗り込もうとしたら
また そらが かけてきた

「もう 帰るの?」

そして めずらしく 
「どうして?」 などと聞く

ん~  と私が言いよどんでいると 

しんけんな目をして

「ばあば またお仕事いくの?」 と聞く

ばあばは お仕事から今帰ってきたのよ
もう行かないよ と答えると

さらに近寄ってきて
すまなそうに言う

「そら 明日は遊べるから・・・」

だから きょうは遊べないけどごめんね
という意味らしい・・・

私が
うん また遊ぼうね と手をふると

いつになく 向こうから
「ばあば タッチ!」 と
しかも何度も ふれてくるではないか・・・

ごめんね おこらないでね 愛しているよ みたいな・・・(*´艸`*)


まるで 
ある日 つきあっている彼のところに行ったら
彼は新しい子と遊んでいて

帰ろうとしたら 追いかけてきて

「ごめんね 明日ひま? 明日あそぼうか」

「だいじょうぶ ただ遊んでるだけだから
 気をつけて帰ってね  愛してるよ」 みたいな? ヽ(^o^)丿


そらの 
楽しいのに 困ったような
楽しいのを隠せないので よけい困っちゃうような
うれしいけど かわいそうで
楽しくてごめんね みたいなのが入り混じった複雑な目・・・(*´艸`*)


帰りの車の中で
そらさん 

ばあばは
かわいくて 笑えましたよ (^O^)



2013/07/26

そら はずかしい年頃になる

 (なにか食べているひとは 読まないでください)


そらと遊んでいたら
ん? ちょっと匂うぞ

「そら ウンチ出た?」

今まで通りに 普通に言ったのに
そらの反応におどろいた (゜.゜;

ひどい! なぜそんなことを言うの!
というような顔をして 叫ぶように

「出てない!  やだ~!!」

と言って 逃げる

ええ~っ? ばあば おこってないよ~(^^)
出ちゃったら気持悪いから とりかえようって・・・

「やあだ やあだ やだもん やあだ」 を連発

そんなに やなの? どうして?

と聞いたら

「はずかしいんだよぉ・・・」  と言う

ああ はずかしいのね~
ばあば わかったよ
そらも おとなになったんだねぇ (^^)

そいで どこが はずかしいの?
うんち出ちゃったこと?

すると 小さい声で

「そらは~ おとなになったから~
 ウンチも おしりも ちんちんも
 みんな はずかしいんだよ~」

    (゜o゜;!  

幼稚園に行くようになって
赤ちゃんではいられなくなって
好きな子もいたりして
いよいよ パンツを脱ぐのがはずかしくなった そら

またちょっと おとなになっちゃったね そら

ばあばは 感慨深い・・・・



ところで その後どうなったかというと

ばあばは そらのおしりも ちんちんも絶対に見ないで
あっち向いて拭いてあげる といっても 「やだ」と連発するので

違う手を使った

そらは~ パンツと~おむつと~ どっちがいい?

「パンツ!」

じゃあ~ とおたんパンツ(おとなっぽいやつ)と~ 
ブーブーパンツ(自動車が描いてあるやつ)と~
どっちがいい?

「そらは~ みどりのパンツ!」

あ!みどりのパンツが あんなとこにある! と言って

そらが ゲラゲラ笑っているすきにぬがせてしまったら・・・

あれ?! ウンチは・・・してなかった

・・・・・・

失礼しました そら  ごめんね


おもらししたなんてぬれぎぬを着せられて
傷つく年頃になったことを 知りました

以後 慎重にいたします

そして そのようなときは
もう大きな声で「ウンチ出た?」なんて 聞きません

よく確かめたのち

小さい声で

出ましたか? と 耳打ちすることにいたします