(「しあわせは飛んで ふえていくの」)
言葉にできないこと
大きなお目々が
わたしのひざをめがけて
ハイハイしてくるときのうれしさは
言葉では言えない
ちいちゃなお手々が
わたしの指をつかんで
立ち上がるささえにするときの喜びも
言葉にはならない
お散歩の抱っこひもの中から
時々わたしをたしかめながら
長いまつげをとじていくときのかわいらしさも
とうてい言葉にはできない
(「しあわせは飛んで ふえていくの」)
言葉にできないこと
大きなお目々が
わたしのひざをめがけて
ハイハイしてくるときのうれしさは
言葉では言えない
ちいちゃなお手々が
わたしの指をつかんで
立ち上がるささえにするときの喜びも
言葉にはならない
お散歩の抱っこひもの中から
時々わたしをたしかめながら
長いまつげをとじていくときのかわいらしさも
とうてい言葉にはできない
しまじろう
トラのキャラクターのおもちゃ
下から子どもの泣き声が聞こえます
あんまり激しく「いや~だ~!いや~だ~!!」と泣くので
ベランダに出てのぞいてみたら
私の住んでいる建物の
おとなりが小児科クリニックなのです
その玄関で 白髪のおばあちゃんに抱きついて
ようやく歩けるような子どもが 泣き叫んでいます
おばあちゃんが 何か言うたびに
「いや~だ~! いや~だ~!! いや~! いや~!!」と
泣き叫ぶのです
おばあちゃんは抱きしめながら
まるで哀願するよう
あんなにちいちゃいのに
あんなに強く意思表示してる
そのことにびっくりして
わたしも そらにこんなにいやだと言われても
そらを説得出来るかしら
ひとしきり泣き声がつづき 静かになりました
のぞいてみると クリニックの玄関に人影がありません
おばあちゃんがあきらめたのか
あの子があきらめたのか
今あの中にいるのなら
どうやって説得したのか 教えてもらいたいと
わたしは今 しんけんに思っています